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手術数でわかるいい病院
2015

痔核手術部門で当院が掲載されました。




がんで困ったときに開く本
2016

大腸CT検査の項目で当院が掲載されました。




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大腸CT

大腸CT検査をご存知でしょうか?

近年 健康番組などで放映されており、耳にされた方も多いかと思いますが、最新のCT装置と専用の画像解析ソフト(三次元画像処理)を使用して仮想的に大腸を観察する検査方法です。
大量のCT画像を三次元的に処理を行い、注腸検査や内視鏡検査に類似した仮想画像を作成し、病変の有無を確認します。

TOSHIBA 16列マルチスライスCT装置「Alexion™」

TOSHIBA 16列マルチスライスCT装置「Alexion™」

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大腸CT検査も、注腸検査や内視鏡検査と同じように大腸を空っぽにします。そのために専用の食事下剤を服用していただきますが、苦痛の少ない方法を用いています。(大腸カメラのように大量の腸管洗浄液は飲みません)
検査中は、炭酸ガスを大腸に送気します。大腸が膨らんでいないと観察できないため、若干の腹満感を伴います。
撮影(息止め)時間は20秒前後ですが、仰向けとうつ伏せの撮影を行います。注腸検査のような体位変換は行いません。
大腸内視鏡検査に比べて痛みが少なく、検査時間は10分程度で終了するため、大腸検査をご検討されている方は、是非ご相談ください。

当院は関西CTコロノグラフィー研究会所属施設です。

清名台外科

大腸CT(CTC)検査の長所と短所

長所短所
  • 多量の腸洗浄液の飲用が不要
  • 検査時間が短い(約10分)
  • 臨床上問題となる6mm以上の診断能が確立されている
  • 大腸穿孔や出血などがほとんどない
  • 他臓器も観察可能
  • 内視鏡検査が困難な方も検査可能
  • 病変部の色・固さの情報は得られない
  • 組織採取ができない
  • 少量だが被ばくを伴う
  • 前処置がうまくできない場合、正確な検査が困難

大腸CT(CTC)検査当日の流れ

Step1

検査着、検査用パンツに着替えていただきます。

Step2

大腸CT(CTC)検査当日の流れ

腸の動きを抑える注射をします。皮下注射です。

Step3

大腸CT(CTC)検査当日の流れ

CT台上で横向き(操作室向き)になりお尻に炭酸ガスを送り込むチューブを挿入します。
炭酸ガスを送り込むのは腸を膨らまして観察しやすくするためです。細く柔らかいチューブですので苦痛はありません。

Step4

大腸CT(CTC)検査当日の流れ

横向きのままお尻のチューブから炭酸ガスを注入します。
途中であおむけになりながらさらにガスを追加します。
(お腹が張ってすこし痛むことがあります。)


Step5

大腸CT(CTC)検査当日の流れ

<テスト撮影>

炭酸ガスを注入後、仰臥位(あおむけ)のままテスト撮影をします。
腸の拡張が足りない場合は炭酸ガスを追加します。
(絵と異なり手は挙上して撮影します。)

Step6

<第一体位 撮影>

そのままあおむけでCT撮影します。
絵と異なり手は挙上して撮影します。)

Step7

大腸CT(CTC)検査当日の流れ

<第二体位 撮影>

つぎにうつぶせでCT撮影します。(同様にテスト撮影もあります。)
(絵のように手は挙上して撮影します。)
追加で炭酸ガスを注入します。お腹がすこし痛むことがあります。

Step8

撮影終了後、お尻のチューブを抜きます。

Step9

必要に応じてトイレで炭酸ガスを排気していただきます。

Step10

結果は解析して後日説明します。(読影には時間を要するため、お時間をいただいております。)

以上で検査は終了になります。検査は10分程度です。途中で気分が悪くなることなどありましたら、仰ってください。

よくある質問

Q大腸カメラと大腸CT検査とは何が違うのですか?
A大腸カメラは直接観察するので表面の質感がわかる為平坦な病変の検出にも適していますが、大腸CT検査は平坦な病変の検出には不向きです。また大腸カメラは必要な際同時に細胞検査(生検)もできますが、大腸CTではできません。
よって大腸CTで異常が見つかった場合、引き続き大腸カメラが必要になる場合もあります。
Q誰でも大腸CT検査を受けることはできますか?
A添付文書上は穿孔の危険がある大腸憩室症(大腸憩室炎の既往など)や巨大結腸症と診断されている方、大腸ポリープ切除直後、腸管の手術直後、腸閉塞の方は適応外とされています。また過去に大腸の手術歴がある方も、うけた術式によっては検査が困難な場合があります。
またCT撮影ですので、妊娠中の方もしくは妊娠の可能性がある方はできません。撮影中静止不能な方は適切な画像が撮影できない可能性があります。
Q大腸CTは大腸カメラのように苦しいですか?
A大腸カメラに比べると非常に楽であるとおっしゃる患者様が大半です。前処置として大腸カメラのように大量の腸管洗浄液を飲まずに済むことや、大腸カメラやバリウム注腸検査のように頻回の体位変換を必要としないことも検査が楽と言われるゆえんです。検査中、約1/3の方が多少の腹痛を自覚しています。その他は、腹満感や軽度の嘔気を訴える方もいます。まったく苦しくないという患者様も多いです。
Q過去に開腹手術をしていますが、大腸CT検査は安全に行えますか?
A過去の手術歴がある場合は腹腔内に癒着があるので大腸カメラよりも大腸CTのほうがより安全に行えると考えます。
実際、お腹の手術歴があるという理由で大腸CTでの精査を希望もしくは依頼されるケースもあります。
Q大腸CT検査による偶発症にはどんなものがありますか?
A

大腸CTは大腸に炭酸ガスを注入して行うため、合併症として「腸管穿孔(やぶれること)」の可能性が報告されています。その場合、緊急手術(一時的人工肛門など)が必要になることがあります。発生率は0.009-0.02%との報告があります。
検査直後には症状がなく、数日経過してから腹痛などの症状が出ることもあります。
当院ではガス注入量、注入圧をリアルタイムに管理できる専用注入器(プロトCOL®)を用いますのでより安全に行えます。
その他、検査中に気分不良や血圧低下(迷走神経反射)を起こすことがまれにあります。

Q大腸がん検診で陽性となりました。大腸CT検査で精密検査がしたいのですが?
A現状の「大腸がん検診ガイドライン」では大腸CTでの2次検査は推奨検査に挙げられておりません。よって当院でも2次検診はまず大腸カメラをお勧めしています。ただ大腸カメラに恐怖や苦痛の経験がある方は、希望に応じて大腸CTでの精査を施行しています。実際そのような患者様はたくさんおられます。
Q肛門に痛みがある(痔など)の場合でも、大腸CT検査を受けることは可能ですか?
A大腸カメラほどの負担はありませんが、大腸CTは柔らかく細い炭酸ガス注入用チューブをお尻に挿入して行いますので、可能であれば症状が改善してからの検査が好ましいと考えます。
Q大腸CT検査で判明する病気には何がありますか?
A大腸がんやポリープのような腫瘍性病変や大腸憩室(大腸壁のくぼみ)などが診断できます。
炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病など)は大腸CTでの評価は困難です。
Q大腸カメラとくらべて、大腸CT検査の精度はどうでしょうか?
A大腸カメラでも病変の見落としがあるように、大腸CTでも評価の難しい病変はあります。大腸CTはCT画像をもとに3D画像を作っているのに対して、大腸カメラは直接の観察画像です。よって質的な診断能は大腸カメラには及びませんが、病変があるかどうかの存在診断は5mmのポリープから可能であり非常に精度が高いと考えます。ただし平坦な病変の検出には不向きです。
大腸カメラはヒダの裏側や大腸壁の重なり部分などが死角になりますが、大腸CTはあらゆる角度での観察が可能で死角の少ない検査です。
また大腸カメラは病変を見つけた際、細胞検査(生検)が同時に可能ですが大腸CTではできません。
Q被ばくが気になります。大腸CT検査の放射線の被ばく量はどのくらいですか?
A当院のTOSHIBA社製Alexion®にはAIDR 3D(エイダースリーディ)という被爆低減技術が搭載されていますので、通常の撮影で健康被害の出るような被ばく量にはなりません。
Q大腸CT検査は保険適応ですか?
A「大腸腫瘍(癌)」の保険病名があれば保険適応です。下血や便秘などで大腸腫瘍を鑑別する必要がある患者様は保険診療で検査を行っております。ただ検査食は保険適応外ですので、患者様にご負担いただいております。
保険適用がされない場合は自費での検査も行っております。
Q大腸CT検査の料金はどのくらいですか?
A<大腸CT検査費用概算>

予約時検査日合計
1割約5200円約2300円約7500円
2割約5800円約4500円約10300円
3割約6500円約6500円約13000円

予約時の費用には、保険外分として
 検査用特別食 3000円

Q大腸CT検査に予約は必要ですか?
A予約は必要です。検査前日の前処置が大事ですので、通常通り受診していただき検査の予約と前処置の説明をいたします。
受診のための予約は必要ありません。
Q長年便秘に悩んでいます。大腸CT検査の前に飲む下剤がちゃんと効くかどうか心配なのですが。
A相当頑固な便秘の方でも前日の検査食と下剤でほとんどの方が検査可能な状態になります。
全く排便がない場合、大腸CTは行わず単純CTのみ撮影して診断いたします。
Q大腸CT検査の前に多量の下剤を飲む必要がありますか?
A施設によっては大量の腸管洗浄液(約2L)を内服する方法で行っていますが、当院では前日にコップ1杯程度の下剤を飲んでいただく方法です。前処置の下剤を飲むことが苦しいとおっしゃる方はほとんどいません。
Q大腸CT検査前に薬をきちんと飲みましたが、便がまだ残っているようです。そんな状態でも大腸CT検査ができますか?
A検査直前に最終排便の状態を本人に確認します。最終排便で有形便が出ている場合は検査当日にグリセリン浣腸を併用するなどの処置が必要な場合もありますがほとんどの患者様は必要ありません。
Q大腸CT検査前日は仕事で外出しており、指定されている検査食を食べることは難しいのですが、絶対に食べないといけないのでしょうか?
A可能であれば食べていただくことが好ましいので、忙しい方のために携行用に作られた検査食「エニマクリンPO®」もご用意しています。
Q忙しくなかなか時間がとれないのですが、大腸CT検査前のお薬は必ず飲まなければいけないのでしょうか?
A検査の精度は腸管内をいかにきれいにできるかによります。よって前日の食事内容および下剤の内服法は決められた通りにお願いしています。また、可能であれば検査2日前から消化の良い食事をしていただきます。
Q前日に下剤を飲んだ後、水を飲んではいけないのでしょうか?
A頻回の排便で脱水傾向になるため飲水は許可しています。前処置の説明時に詳しくお伝えします。
Qお尻から管を入れるということでしょうか?
A検査は炭酸ガスで大腸を膨らませておこないますので、細く柔らかいチューブをお尻から挿入します。痛みや不快感はありません。
Q最近CT検査を受けたのですが、そんなに日を開けず大腸CT検査を受けても問題ありませんか?
A大きな健康被害は起こらないものと考えます。
Q大腸CT検査の検査時間はどのくらいですか?
A検査室に入って出てくるまで約10分程度です。実際の撮影している時間は数分です。
Q大腸CT検査の後は腹満感が残ると聞きました。それはどのくらいで治りますか?
A注入するのは炭酸ガスです。検査終了直後に可能な限り脱気しますし、炭酸ガスは空気に比して130倍の速さで体に吸収され呼気から排出されるので腹満感が残ることはありません。
Q大腸CT検査では肛門の診断も可能ですか?
A初診時もしくは検査用チューブを挿入するときに肛門部の簡単な診察を行いますので異常があればその時に判明します。
Q人工肛門であっても大腸CT検査は可能でしょうか?
A人工肛門は普通の肛門と違い括約筋(お尻をしめる筋肉)がないため炭酸ガスが漏れやすく十分な大腸の拡張が得られない可能性が高いため当院では現在行っておりません。
Q大腸CT検査のあと、すぐに食事はできますか?
Aすぐに普通の食事が可能です。
Q大腸CT検査のあと、すぐに通常の生活に戻れますか?仕事に行っても大丈夫ですか?
A

基本的には問題ありません。ただし前処置で飲んだ下剤の効果が少し残っていることがあります。

Q検査結果はどのように知らせていただけますか?
A撮影画像の読影、診断には少し時間がかかるため、お手数ですが結果は後日再度ご来院いただき説明させていただきます。
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